活動ブログ

子どもの居場所OZ – 困りごとにはお正月もなければお休みもない。だから毎日やるって決めた

写真右)関口有子。不登校経験 者の高1と中1 を子育て中。ひとり親。寝ることと食べることが好き。 「事業所でお菓子作りをするパティシエのお菓子が美味しくて、日々自制心を試されています」

走り回る、言うこと聞かない、騒ぐ、それが子ども。
そんな子どもにこそ居場所を。

–どのような活動をしているかを教えてください。

関口 足利市で子供の居場所事業をやっています。平日は毎日朝9時から夜6時まで場所を開けて、子どもや親御さんに来ていただいています。また、毎週水曜日の夜には子ども食堂も開催しています。毎日切れ目がないくらい、いろいろな親子が訪れてくれています。もともとは新しく子ども食堂を始めよ
うというつもりだったのですが、子ども食堂だけでは足りない、ということで居場所事業の中で子ども食堂をやることになりました。
 平日毎日開催するのは大変ですが、困窮は毎日のことで、困りごとにはお正月もなければお休みもないんですよね。だから、私たちも毎日ここを開けよう、と決めました。

子どもたちが自分で解決していく、そんな子どもの力を目の当たりにする。

–どんなときにここで活動していてよかったと思いますか?

関口 子どもたちがもっている力をみるときです。私たちは、ここではとにかく子どもの話をきく、決めつけない、ジャッジしない。そうすると、子どもたちは自分たちで解決していくんです。
 私たちがここで子ども食堂を始めたときから3年くらい支援した子に彼氏が出来て、その彼氏をここに連れてきてくれて、私たちのことを親代わりの存在として紹介してくれたこともありました。その子は今、自分自身が今度は子どもたちを支援する側にまわりたいと言ってくれています。子どもたちの力、成長を目の当たりにすると本当にやっていてよかったと思わされます。

厨房をつかって利用者のお母さんが焼いて くれたクッキー。新たな事業も生み出す場所 になっている。
自分たちで工事をするなどして作りあげた明るい建物の中は、魔法使いの秘密基地のように子どものための物が所狭しと置かれている。

後継者を探しています。そうすれば私たちは別の地域にも活動を広げられるから。

–休眠預金をどのように活用されていますか?

関口 スーパーのお惣菜工場だった建物を借り受けているのですが、子ども食堂をやるために、壁を取り払って窓をつくり、プロパンガスから都市ガスに切り替えて、日々のランニングコストを低減させることができました。自慢の製菓室では、ここに来てくれる子どものお母さんが、ここで焼いたお菓子を販売する事業を始めました。
 一方で、まだまだ足りていないものも多い。赤白帽すら買えない家庭もあります。我々のノウハウを早く次の世代にお渡しできればいいですね。我々はまた別の地域で新しい子ども食堂をつくって、更に多くの子どもたちに手を差し伸べられますから。

子ども食堂やお弁当づくりのために厨房設備もプロ向けのものを格安で導入した。

子どもの居場所OZ
所在地:栃木県足利市伊勢町4-4
電話番号:090-7828-9599
メールアドレス:oz.ibasho@gmail.com



提供できるモノ・コト
お子さんの居場所の提供、子ども食堂から食事・食糧の提供ができます。不登校など子育てのこ
とや、生活のことなどもお話お聞きいたします。

応援してもらいたいモノ・コト
モノでは食材 、日用品、 学用品のご寄付。人では、ボランティア( 学生歓迎、子連れOK)、子ども食堂の調理、学びや体験の提供、寄付者や協力者をご紹介いただける方を必要としています。


賛助会員
個人 2,000 円/ 入会時
  + 3,600 円/ 年
法人 3 万円/ 入会時
  + 1 万2,000 円/ 年


私たちは常設の子どもの居場所とこども食堂を運営しています。活動を維持するためには皆さまのご協
力が欠かせません。私たちの活動を子どもたちに届けるために、ぜひ皆さまのお力をお貸しください。少額の寄付でも大変助かります。

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