事業名 | 県北子どもまるっとサポート事業 | ||||
実行団体 | 特定非営利活動法人子どもの育ちを応援する会 | ||||
実施時期 | 2022年6月~2023年2月 | ||||
事業対象地域 | 栃木県県北地区 | ||||
事業対象者 | 那須塩原市立共英小学校児童、那須塩原市立豊浦小学校児童、那須塩原市相対的貧困家庭 シングル家庭支援 |
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事業対象者人数 | 共英小学校270名 豊浦小学校303名 困窮家庭75名 シングル家庭50名 |
団体の目的
虐待に至らないよう親子分離せずに子どもが健全に育っていける環境を考え、整えていくことを根幹としている。mytreeペアレンツプログラム、ショートステイ事業、無償お弁当の配布、相談支援、困窮家庭・シングル家庭支援を行っている。この問題を解決する力を地域に広げるために教育現場との連携を図り、行政支援との協力をしながら、子育てに寛容なコミュニティ作成をし親を支援することで、虐待から守ることが目的である。
団体の概要・事業内容等
●ショートステイ:市の委託事業
●子どもお弁当:子ども食堂では困窮家庭に届かないため日曜に月1回小学校で無償で配布。ボランティアは常時15名参加。
●家庭支援サービス:子どもとの関りに困難を抱える親子の支援のため家庭訪問、電話ライン相談実施。
●困窮家庭支援:支援物資配送。
●シングル家庭支援:日曜祝日に昼食付子どもの居場所を送迎含め無償提供。学習支援。また地域企業と連携し、無料ヘアカットなども提供。
事業の背景・社会課題
コロナの蔓延とマンネリ化で、パニック状態が落ち着き、いら立ちが子どもに向くケースが増えている印象である。逃げ場となっていた学校はコロナ罹患者が出れば休校となってしまい、発達課題を抱えた子どもでさえ、施錠をした家に一人放置されてしまう。仕事を休んで子どもを見る、子どもが濃厚接触者かもしれないという不安より、家庭に括り付けられる状況の方が保護者にはストレスだからだ。給食でおなかを満たしていた子どもは、昼食すら食べることが難しくなってしまう。子どもを守るためにも1秒でも早く保護者のレスパイトが必要だと考えている。保護者を満たすことで閉鎖的な家庭の中に余裕が生まれる。
保護者が安心して「SOS」を出せる場所やコミュニティ作りが必要だと考えている。
事業の概要
●子どものリビング:学童等に預ける事が難しい日曜祝日等に予約制完全無料の昼食付子どもの居場所事業を行う(市内無料送迎)。
●こどもおべんとう:活動が浸透し今年度は、対象小学校を増やす準備を整えている(豊浦小学校)。
●困窮家庭支援デリバリー:学校が独自に把握する家庭を紹介されることがある為「こどもおべんとう」に付随する重要な事業であり継続が要性。
●地域の社会福祉法人より、空き家屋となっていた戸建を事業所として活用の提案があった為、事業所としての環境を整える必要がある。
事業実施後(1年後)以降に目標する状態
ワンストップ支援が可能な団体にする。養護、困窮家庭等、私たち独自の支援が必ずいずれかに関わり、請け負える体制を作り出す。