活動ブログ

子どもたちが安心して過ごせる場所~インターン生活動日記③認定NPO法人青少年の自立を支える会 横塚さん

 こんにちは!宇都宮大学共同教育学部2年の横塚美菜です。現在、認定NPO法人青少年の自立を支える会が運営する「月の家」で子どもたちの宿題の手伝いや、昼食・夕食の準備、外で一緒に遊ぶなどの活動をしています。

※写真は先月行われた、「星の家まつり」でおもちゃを売っているときの様子です。

インターン参加への思い

 今回インターンに申込をしたのは、学生のうちに、栃木県のことをよく知りたいと思ったからです。栃木県のことのなかでも特に、子どものことについて興味があったので、青少年の自立を支える会でインターンをさせていただくことになりました。

 私が大学生になるまでに経験してきた学生生活は、なんの不自由もないものでした。その生活のなかでも、いじめ問題やモンスターペアレンツ問題など、マイナスなニュースは耳にするし、実際に体験することもあります。学校問題として多く取り上げられるのはこれらのような問題が多いです。しかし、このようなことが起こるのは、子どもが学校にいけているから、それを支えている保護者がいるからです。もちろん、いじめなどの問題が起こることは絶対にあってはいけないし、それを学ぶ必要もあります。ですが私は、この大学生である時期に、様々な理由で学校にいけない子どもたちのことを知る必要があると思ったのです。

「月の家」

 さて、私が主に活動しているのは「月の家」というお風呂・食事つきの学童保育のような施設です。『子どもたちが家庭のなかでもっと満たされたいと思われる、「愛されたい」「自分をわかってもらいたい」などの気持ちに寄り添って、放課後のひと時をスタッフと一緒に過ごします。』という目的のもと活動しています。月の家は、小学生から中学生の子ども達が利用しており、週に2回、施設の方の送り迎えで月の家にやってきます。

インターンを通しての学びと意気込み

 活動初日から、たくさんの驚きポイントがありました。一つ目は、子どもたちがみんな「ただいま~」といって月の家に入ってくることです。子どもたちにとって月の家は、本当の「家」のような場所なのだなと感じた瞬間でした。

 そして、家のなかに入ってきた子どもたちは、必ず手洗いをします。これも驚きポイント。基本的な清潔感を身につけるための取り組みだそうです。たしかに大事な習慣だよなぁ、と思わされました。
 
 一緒にご飯をつくったり、外でサッカーをしたり、私自身もへとへとになるまで遊びました。初めは、「うまく話せるかな」とか「なにをして遊んだらいいかな」などと、不安に思っていたのですが、子ども達は温かく私たちインターン生を受け入れてくれました。子どもと仲良くなろうと、必死になっているとついつい見落としてしまいがちだと思ったのは、大人たちの姿です。第二のおうちとなって、子ども達が自立して生活していけるように、愛情をもって子どもに接しているスタッフの方々の姿が印象に残りました。そのような人たちが運営している家だから、子ども達は安心して「帰って」来ることができるのだろうとも思いました。
 
 今後もまだまだ活動は続きます。これからは、子どもたちがもっと自分を好きになれるように、月の家の一員としてできることを見つけ、取り組んでいきたいです!

※たかはら子ども未来基金とは、子どもや若者の未来を応援するために、県北在住の夫妻が設立した基金です。学生インターン助成では、栃木県内のNPOや市民団体と大学生・専門学生などの若者をマッチングし、活動を応援します。詳しくはこちら

この記事をシェアしてみんなに広めよう!