若者と地域に、未来への種まき。
県北在住の夫妻が設立したたかはら子ども未来基金では、学生NPOインターン助成をおこない、学生が一定期間、NPO や市民活動団体に就労体験することを応援します。
若者と団体が共に成長できる仕組みを作ることを目的としています。
3月9日に7か月間のNPOインターンシップの活動報告会を行いました。
2023年度は、8団体に10人の大学生が県内NPO・市民活動団体でインターン活動をしました。
<インターン活動をしたみなさん>
・横塚 美菜さん(宇都宮大学) :青少年の自立を支える会(宇都宮)
・立花 ひまるさん(宇都宮大学) :青少年の自立を支える会(宇都宮)
・金井 美雨さん(宇都宮大学) :いちかい子育てネット羽ばたき(市貝町)
・福田 晴菜さん(獨協医科大学) :和音 いのくら児童クラブ(日光)
・中島 真凪さん(白鷗大学) :和音 いのくら児童クラブ(日光)
・榎森 なつ美さん(宇都宮大学) :サシバの里自然学校(市貝)
・菊地 泉希さん(宇都宮大学) :フードバンクうつのみや(宇都宮)
・高橋 良輔さん(日本大学) :ハロハロラボ(真岡)
・加藤 柚穂さん(宇都宮大学) :そらいろコアラ(真岡)
・山岸 亮太さん(宇都宮大学) :みんなのカタチ(茂木)
きっかけはさまざま。学生自身の得意や関心を生かして活動!
報告会では、各団体、学生とスタッフ双方から、7か月間を振り返り発表していただきました。
インターンに参加したきっかけはさまざま。
「子どもと関わることで生きる力について考えたい」
「フリースクールでの支援の経験を積みたい」
「これまでボランティアとして関わっていた。インターンとして、もっと深く活動に関わりたい」
半年以上という長期間を生かし、さまざまな活動にふれ、気づきや学びを深めていったことが報告から伝わってきました!
大学での専攻や自分の得意を生かした、子ども向けのイベント企画・運営をしたインターン生もいました。
団体のスタッフからは、「学生さんの参加動機を聞き、団体の大切にしていることと一致していました。そんな学生さんとともに活動でき、学びが多かったです」
「これまで団体では手が付けられなかった部分に取り組んでもらいました。今後の土台にもなり、助かりました」などの報告がありました。
「インターンの学びを今後どのように活かせるか?」ワークショップ
報告会の後は、インターンシップの学びを次のステップにつなげるためのワークショップを行いました。進行は、これまでインターン生をサポートしてきた「学生サポートスタッフ」の大学4年生、新山莉里加さんです!
学生は「今回のインターンの学びを今後どのように活かせるか?」というテーマについて話し合ってもらいました。また、受入団体の方には「今回のインターンで得られたことを今後どのように活かしていくか」というテーマで話し合ってもらいました。
学生サポーターからのメッセージ
自分が発表しない報告会には初めての参加でした(過去に2回、インターン生として参加していました!)。
皆さんがどのような活動をしてきたのか、そこから学んだことや感じたことがよくわかり、私にとってもとても有意義な報告会となりました。
発表の中では、居場所に通う子ども達のことを誤解していたと話す人が何人かいたのが印象的でした。
実際の関わりを通して、認識を改める経験というのはとても大事なことだと思います。
ワークショップでも発表してもらいましたが、今回の学びを今後NPOでの活動以外にも生かすことができれば、NPOインターンシップに参加した意義というものがより深く実感できるのではないかなと感じます。
私も学生サポーターとして関わることができてとても楽しかったです。ありがとうございました!!(新山)
これからの自分のキーワード「伝える力 巻きこむ力」「関わりを大切に!」
ワークショップの後に「これからの自分のキーワード」を紙に書いてもらいました。「伝える力 巻きこむ力」「子どもと一緒に成長する!」「関わりを大切に!」「地元って楽しい」といったワードが出ました。未来を見据えた学生の皆さんの目は輝いていました。
また、受入団体の方と一般の参加者には「学生へのエール」を書いてもらいました。「関心を持ち、やってみて、考える」「失敗をぜひしてください!サポートの大人はたくさんいます!!」といったエールやアドバイスを頂きました。
ワークショップを開催して、「インターンの学びを次に活かしたい」という学生の活気を感じました。これで終わり、ではなく、インターンを通して得た様々な経験や気づきを、これから自分はどう生かしていくか、を考えてくれた皆さん。この経験が、皆さんの今後の人生にとってプラスになっていくことを祈っています。
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