若者と地域に、未来への種まき。
県北在住の夫妻が設立したたかはら子ども未来基金では、学生NPOインターン助成をおこない、学生が一定期間、NPO や市民活動団体に就労体験することを応援します。
若者と団体が共に成長できる仕組みを作ることを目的としています。
学生・団体ともに、今後につながるインターン活動
2021年度は、8団体、10人の大学生が県内NPO・市民活動団体でインターン活動をしました。
どんな学び、気づきがあったのか、感想を抜粋してお届けします。
インターン生の感想
・子どもの宿題の見守りや触れ合いは、今後の教育実習や、将来教育現場に就職した際に役立つと思いました。自分の企画として、農家でのアルバイト経験を活かして白菜の栽培体験を子どもたちと行いました。種まきから収穫までを行い、できあがった白菜はおやつの時間に皆で食べました。(宇都宮大学2年生)
・基本的には、フリースクールに来てくれた子供たちの見守りや、子供たちのやりたいこと・興味のあること・関心のあることに対するアプローチを行いました。何かを抱えている子が多いのではと思っていたのですが、関わってみると学校に行っている子供たちと何ら変わらず、学校に行けない子供たちというだけで語られるものではないと感じました。(国際医療福祉大学3年生)
・不登校の子どもや障害児者の居場所、学習支援にかかわりました。自分の「こうあるべき」という押し付けより子どもの「やりたい」を尊重できるように心がけました。また、自身でいちから企画をする難しさも学びました。(日本大学4年生)
学生を受け入れたNPO・市民活動団体の感想
・今回受け入れさせていただき本当に良かったと思います。子ども達が、とても楽しそうに活動でき、困ったときにはすぐにアドバイスをしてくださいました。これまでは時々参加していた子どもが、楽しいからと言って毎回参加するようになりました。(学びステーション鹿沼)
・インターン生を受け入れるにあたり、期待に応えられるかプレッシャーがありました。しかし、学ぶ意識の高い学生を目の当たりにし、私たち自身、想像以上に全力で真剣に向き合うことができました。
短い期間ではありましたが、私たちが大切にしている育成支援の内容を伝え、理解していただけたこと。また、運営に関する行政との関わり等も伝えられたこと。それが、インターン生の将来に役立つ学びになったと言っていただけました。(NPO法人和音 いのくら児童クラブ)
・今回のインターン受け入れを機に、学習時間の確保を実施しようと踏み切ることができました。
また、インターン生と、とある子どもとの関係性の構築がとてもよくできました。一人ひとりに合わせた支援を私たちは大切にしていますが、やはり相性というものもあります。インターン生のおかげで、とある子どもが一人でいる時間も減り、その子にとって数少ない大人との関わりとして貴重な1人が追加される形となりました。
今後も継続した関わりを持てるよう話も進んでおり、運営としても利用者にとってもありがたいつながりのきっかけとなりました。(NPO法人キーデザイン)
7か月の活動がつまった、報告会の動画公開!
2021年度の報告会の動画を公開しました!
今回も学生と団体や、学生同士で切磋琢磨し、実りあるインターン活動になったことが伝わってきます😊ぜひご覧ください!
今年度も学生NPOインターン助成で活動する学生と、受け入れ団体を募集しています!ぜひご応募ください。
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