活動ブログ

NPO法人そらいろコアラ – 人生、晴れの日だけじゃない。雨空でも、夜空でもいい。こどもたちと親御さんを受け止める。

左)立石香織。栃木県在住。社会福祉法人で保育士として勤務するなどした後、「そらいろコアラ」専従スタッフに。
右)青木宏統。栃木県在住。土日を中心に子どもと遊ぶボランティアとして参加している。
左)立石香織。栃木県在住。社会福祉法人で保育士として勤務するなどした後、「そらいろコアラ」専従スタッフに。
右)青木宏統。栃木県在住。土日を中心に子どもと遊ぶボランティアとして参加している。

365日、相談に対応できる体制。県内各地から相談が寄せられている。

–どんな活動をされていますか?
立石 妊娠・出産・子育てに関する無料の相談窓口「コアLINE」を、スマホ通信アプリのLINE上で運営しています。その他にも、子どもや親、妊産婦さんの居場所事業や、包括的性教育、子どもたちの体験イベント、子ども食堂なども行っています。
「コアLINE」は栃木県在住の方なら誰でも24時間相談できる、全国でも珍しい取り組みと言われています。そのため、県内各地からLINEで相談が寄せられています。

こあらのぽすと

–相談窓口「コアLINE」ではどのような人が対応してくれるのですか?
立石 医師や助産師、看護師などの専門職を含むスタッフ総勢20名で対応に当たっています。シフト表も作成して、常に誰かが相談に乗れるような体制を整えています。

–相談業務も、その他の取り組みも、大変なことが多いのではないかとお察ししますが、やっていてよかったなと思うのはどんなときですか?
立石 私は、子どもがコアラの居場所で遊んでいるのを見て親御さんが「ゆっくりできます」「話をきいてもらって楽になった」と言ってくれるときです。家にしか居場所がなかったら子どもに手を上げてしまうかもしれない、と思い詰めた様子だったお母さんとお話ができると、この場所をやっていて本当によかったと思います。
 また、この場所を利用してくれる方が、他のお子さんのために着なくなった子ども服などを持ってきてくれることがあります。そういう寄付をいただくと、ここに来てくれる人同士での支え合いが生まれている気がしてとてもうれしくなりますね。

子どもからの手紙が飾られている冷蔵庫の
奥では、子どもの食事をつくりにきたという
ご近所の方がお昼ごはんをつくっていた。
子どもからの手紙が飾られている冷蔵庫の 奥では、子どもの食事をつくりにきたという ご近所の方がお昼ごはんをつくっていた。

青木 私は、長年会社員として、経済、ビジネスの世界にいましたが、妊娠に関するSOSを受け止めてくれる機関が栃木にはないということに危機感を覚えていました。今は土日を中心にここでお手伝いをしています。最初は自分でも何か役に立てないかと思っていましたが、実際に飛び込んできて課題解決のために関わると、初めて自分が社会の一員になった感覚を覚えます。
 やりがいを感じる一方で、細く、長く、この活動を継続させていくためにはスタッフに報酬を支払って安定的に運営するための活動資金が必要だと感じています。
 利用者さんの気持ちを、空模様に例えたときに、雨空でも、夜空でも、どんな空の色でもありのままに受け止めていきたい。そんな活動をこれからも続けていきます。

コアLINEの存在を伝えるための広報も積
極的に展開している。行政の窓口との連携に
よって母子手帳に案内カードを入れることも
始まった。
コアLINEの存在を伝えるための広報も積極的に展開している。行政の窓口との連携によって母子手帳に案内カードを入れることも 始まった。

特定非営利活動法人そらいろコアラ
所在地:非公表(お問い合わせください)
電話番号:090-3697-2532
メールアドレス:sora.iro.koala.npo@gmail.com


提供できるモノ・コト
栃木県内で妊娠・出産・性のお悩みがありましたらコアLINE にご相談下さい。専門職(医師など)
の講演も適宜実施しております。

応援してもらいたいモノ・コト
継続的にボランティア活動(コアLINE 相談員、居場所スタッフなど)に参加してくださる方、子ども食堂に使う食材や消耗品(ミルク、オムツ等)を必要としています。


サポーター会員
個人 3,000 円/ 年から
団体 2 万円(1 口)/ 年
定額寄付制度あり
(月額1,000円からの定額寄付制度)

5,000 円で、月1 回の子ども食堂で、15 食分の食事を届けられます。誰もが健康で安全に安心して生活できる社会を目指すために必要なことはまだたくさんあります。みなさまの温かい気持ちを、妊産婦さんやそのパートナー、子どもたちやご家族へ届けます。

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