■自己紹介

　フードバンクうつのみやで相談支援を担当している松葉です。

■フードバンクとの出会い

　フードバンクとの出会いは4年前。社会人になってから社会福祉士を目指し勉強していたころ、夫の転職で宇都宮に住むことになりました。とりあえずボランティアをして友達を作ろう！とネット検索。とちぎボランティアネットワーク（Ｖネット）を見つけました。HPを見ると「チャリティウォーク」の文字が。

　共働きで忙しい両親に代わり、祖父母と過ごすことが多かったのですが、特に祖母は歩くことが大好きで、私もよくついて回っていました。歩くのは好きだし、イベント当日のボランティアをやってみようと思い、Ｖネットに顔を出すと、「社会福祉士を目指しているならフードバンクで相談ボランティアやってみなよ」と言われ、なんだかわからないままに毎週通うようになりました。電車の広告やTVのCMで海外の困窮している子どもたちの姿を見たことはありますが、日本の、こんな身近に生活が成り立たず困っている方が大勢いるというのは衝撃でした。

■相談ボランティアを経て、社会福祉士に！

　最初の1年は相談支援のボス・小澤さんの相談の場面に同席し、隣でウンウンと聞いたり食品準備をしたり。勉強になるという感覚ももちろんありましたが、何よりもＶネット・フードバンクのメンバーと居るのは心地よく、1年後には社会福祉士の試験にも合格し、相談スタッフとして1人で相談を受けるようになりました。

■相談支援付きのフードバンクで、これからも活動したい

　フードバンクに訪れる相談者数は年々増加し、1日に20名以上来所する日もあります。フードバンクうつのみやは全国的にも珍しい相談機能付きのフードバンクです。食品を渡すだけでなく、今後どうやって生活を立て直していくか、相談者とともに考えます。話し込むと時間がかかりますが、食を通して元気になったり踏ん張る力が出たりする人たちをたくさん見てきました。食品を渡す+具体的に相談するということをセットにするのは非常に重要なことだと思います。今後もフードバンクうつのみやで活動を続けていきたいです。