休眠預金事業 団体紹介

特定非営利活動法人子どもの育ちを応援する会

 

事業名子どもの居場所づくり事業
実行団体 特定非営利活動法人子どもの育ちを応援する会
実施時期 2021年6月~2022年2月
事業対象地域

 栃木県那須塩原市

事業対象者那須塩原市旧黒磯地区内児童
事業対象者人数

1200名

団体の目的

 当法人は「虐待」をキーワードに、虐待に至らないよう母子(親子)分離せずに子どもが健全に育っていける環境を考え、整えていくことを根幹としている。mytreeペアレンツプログラム、ショートステイ事業、無償お弁当の配布、保護者の相談支援、困窮家庭への支援を行っている。この問題を解決する力を地域に広げ、子育てに寛容なコミュニティ作成をし親を支援することで、子どもを虐待から救い守ることが目的である。

団体の概要・事業内容等

●ショートステイ:市からの委託を受けて行っている。

●子どもお弁当:子ども食堂では困窮家庭に届かないため日祝日に月1回お弁当を小学校で子ども無償で配布。随時100食、ボランティアは15名参加。

●家庭支援サービス:子どもとの関りに困難を抱える親子の支援のため家庭訪問を実施、月間7日程度。電話相談ライン相談は毎日行っている。

●困窮家庭支援:家庭訪問をし支援物資配布。

事業の背景・社会課題

 那須塩原市には子どもの貧困や地域での孤立の問題を解決するために複数の子ども食堂が運営されてきた。しかし、昨年春に始まったコロナウィルスの感染拡大の影響を受け、その活動は軒並み停止している。もとより公共交通機関が不便な土地柄で、子どもが安全に歩いて通える子ども食堂は少ない。さらに、本来子ども食堂を必要とする貧困世帯には、子どもへのネグレクトが常態化している家庭や、子どもの発達障害等を抱え支援者との関わりすら煩わしいほどに親が疲弊している場合もある。子どもの泣き声を聞いた地域住民が虐待を心配して通報することで孤立感を深めた親が外部との接触を拒むなど、支援が必要な親子ほど子ども食堂の利用から遠のいてしまう悪循環に陥る。

今回、当法人による小学校でのお弁当配布がはじまったことで、それまで学校が抱えていた虐待ケースへの支援に関わるきっかけができた。具体的には、虐待リスクのある家庭への家庭訪問によるお弁当配布や、虐待リスクを抱える家庭の親に対する教員によるフォローのアドバイスなどである。また、当法人の活動を知った他校から困窮家庭に関する情報提供があり、毎週金曜日、「こどもおべんとう」の活動のために集まったフートパントリーの食品と弁当(地域の別の子ども食堂運営団体が調理)を届ける活動を始めることができた。

従来の方法で届かなかった支援を、必要とする家庭に直接届けるためには、「学校」に踏み込む必要があると考えて活動を始めた。3月の活動開始から数か月で驚くほどの具体的成果につながった。

パンデミック状態の今は、家庭の密室化が進み、虐待が一番深刻化する。虐待は予防、治療、再発防止が可能なものである。明日を支える子ども、その子どもを支える親を支え、援護することこそが、子どもを虐待から救う一番の近道であると信じ、活動を広げていきたい。

事業の概要

①子どもお弁当配布事業:毎月1回(長期休暇は2回)、日祝日に那須塩原市立共英小学校で100食のお弁当を配布する。毎時ボランティア15名の参加。

②家庭訪問型家事子育て支援サービス:子育てに困難を抱える保護者の依頼があった場合、電話対応や家庭訪問をして家事支援や子育て支援を行う。

③困窮家庭支援:子どもお弁当時に配布しているフードパントリーのものを週1回家庭訪問をして届けている。(現在2軒)

④昼食付居場所作成:日祝日に子どもだけで参加可能な居場所作り、送迎あり。昼食無償提供。

事業実施後(1年後)以降に目標する状態

①子どもお弁当配布事業年16回。

②家庭訪問型子育て支援サービス:相談支援員の教育(目標3名)

③困窮家庭支援:ボランティア、地域サポーター(寄付)トライアングルでの家庭支援システムの構築。

④昼食付居場所作成:日祝日に子どもだけで参加可能な居場所作り、送迎あり。昼食無償提供。